• ホーム
  • お知らせ
  • 新潟「まちごと美術館」さまとパートナーシップを締結しました!

新潟「まちごと美術館」さまとパートナーシップを締結しました!

2024.03.28

嬉しいお知らせです!

【Inclusive Japan・プレスリリース】新潟・まちごと美術館と業務提携開始

 

 2016 年4月に「まちごと美術館cotocoto」様が設立されましたときより、その活動に引き寄せられ、何度も足を運び想いを共有させていただいておりました。

共に豊かなる社会にしていこうという熱い思いで「まちごと美術館cotocoto」を立ち上げられた株式会社バウハウスの肥田野正明様にお知恵をいただき、立ち上げから細やかな活動を繋ぎ基盤を整えてこられた高橋亜紀様から、常に勇気をいただいてきました。

その「まちごと美術館cotocoto」とパートナーシップを締結させていただきましたこと、とても嬉しく心強く、お二人に感謝いたしますとともに、これから共に作っていく街のあちこちにアートのある未来にわくわくしています。

インクルーシヴ・松山ヒカリのアトリエで、ご自身の分身ともいえる作品を制作しているご利用者さまは、ご自身の作品が社会と繋がる接点となります。作品がアトリエを飛び出し、街の中や企業の応接室、マンションのエントランスやお友達の家のリビングルームなどに飾っていただけるということは、ご自身の社会との繋がりができ人生が豊かになっていくことに繋がります。多くの方に見ていただくことで新たな視点を獲得し、新たな自分を発見していくことにも繋がります。

「まちごと美術館」発祥の地、バウハウス様のある新潟は、お米とお酒がとても美味しいところです。それもあって何度も通ってしまったのかもしれませんが、肥田野様、高橋様の深い愛に触れたいという気持ちもありました。街なかにアート作品があるのとないのとでは街の印象が全く異なるということも肌で感じました。アートを介することで人も柔らかくなると確信しています。多様性のある社会であるためには様々な生き方を良しとする心のゆとりが必要です。私自身、日々、ご利用者さまの作品や制作される姿に救われています。気持ちの豊かさを実感できるアートが身近にある生活、そのような社会を夢見てご提案をしていけるよう尽くしてまいりますので、これからよろしくお願いいたします。

 

以下、プレスリリースより抜粋

2017年にインクルーシヴ・松山ヒカリのアトリエを開所してから、これまでの6年間、ご利用のアーティストの皆さんが、ご自身の分身ともいえるたくさんの作品を作られてこられました。「ダイバーシティ&インクルージョン」および、障がい者の社会参加・自立支援施策の一環として、就労支援と障がい者アート作品が融合したカフェ「ART CAFE Inclusive supported by NESCAFE」により、障がい者の社会参加・自立支援をするなど、アート作品創作活動の発表の場を創出してきましたが、街の中でアート作品を見かけるケースはほとんどありませんでした。また、障がい者アートに関心を持ち、購入してくださる人はいらっしゃいますが、一時的な収入で継続的な収入にはなりませんでした。このように、アートを通じた障がい者就労支援において、いかに個人や企業、地域の関心を高めると同時に持続的な活用方法を見出していくかに課題がありました。

バウハウス様が運営する「まちごと美術館cotocoto」は、障がいがある人の作品について、飾る場所を「福祉事業所」から「まちなか」に、「売買」ではなく「レンタル」で貸し出すことで、持続可能な事業として構築を目指しています。1点につき月額3,300円~8,800円のレンタル代から毎月500円がアーティストの収入になります。こうして障がいがある人の作品レンタルを通して、障がいがある人と社会、人と人との関係を結ぶ取り組みを深めており、お店や企業、公的機関やバス停といった街中において、現在172社、331点の繋がりを新潟県内で創出し、これまでアーティストに支払われた総額は700万円以上になっています。※(2024年3月時点)

繊細に表現された障がい者アートの質感を維持できる「リアルスキャン技術」を活用したアートレンタルを通じて、障がいのある人と社会をアートの力で結び、作品が1 点レンタルされるごとに、アーティストに収益が生まれると同時に、多様性に富んだ包摂的な社会づくりのフラッグとしてアートを取り入れていくことを目指します。この7年間「まちごと美術館cotocoto」が培ってきたアートレンタル運営のノウハウを共有し、愛媛県内でのアートレンタル事業をはじめ、現在着手中のスマートフォン等でアートの予約、貸出、空き状況を確認するシステムの開発や、将来的には作品の共同レンタル事業も構築します。

インクルーシヴ・ジャパンならびにバウハウスは、障がいのある方がもっと社会に出て収入を得て、健常者と一緒に過ごすことが当たり前の世の中になるよう今後も努めていきます。