当法人も参画している「一般社団法人アップサイクル」は、“現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現”を掲げ、2023年2月に設立され、資源や食品副産物に新たな価値を生み出すことを目指しています。これまで使用後の紙資源や間伐材を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」を推進してきました。
このたび、同じく会員として参画されている「株式会社フジワラテクノアート」さまのもつ固体培養技術により、食品副産物を麹としてアップサイクルするプロジェクト「Enz Koji」を開始します。本プロジェクトでは、本来廃棄されるはずの食品副産物や搾りかすから「麹」を作り、醸造以外での活用方法を模索しています。こうして生まれた新しい「麹」を「Enz Koji」と名付け、循環型社会の実現に貢献する技術として世界に発信することを目指しています。「Enz Koji」の「En」には、「循環(円)」を意味するほか、麹菌の培養によって生成される「酵素(Enzyme)」、そして複数の共創パートナーとの「縁」を表す意味が込められています。
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企業連携で持続可能な社会を目指すアップサイクルから、麹の力で持続可能な食の未来を実現するプロジェクト「Enz Koji」を開始
ブランドロゴを作成しました
アップサイクルの参画会員である特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパン所属アーティストが、障がい者就労の一環として、「Enz Koji」のブランドロゴを作成しました。
ロゴの文字を少しずつ小さくすることで動きを、円形にすることで循環を表現するほか、“縁”という意味も込められています。
フジワラテクノアートさまについて
3年の創業以来、醤油、味噌、清酒、焼酎などの醸造食品を生産するための設備提供を事業の柱として、日本の食文化を支えてこられました。特に、麹菌などの微生物を安定して生産するための独自の固体培養技術は、バイオ新時代を切り開く革新的な技術として高く評価されています。醸造の分野で培った豊富な微生物ノウハウを活かされ、心豊かな循環型社会の実現に貢献されています。
一般社団法人 アップサイクルについて
一般社団法人アップサイクルは“現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現”を掲げ、日清紡グループのニッシントーア・岩尾株式会社、ネスレ日本株式会社、「フジワラテクノアート」をはじめとする44の企業や団体(※)からなる企業連携プラットフォームです。 ※2024年11月28日時点